
ハンドメイド作家の失敗談!わたしが犯したハンドメイド起業の最初の失敗

今回は「ハンドメイド作家の失敗談!わたしが起こしたハンドメイド起業最初の失敗」についてお話しします。
わたしがハンドメイドブランドを本格的に立ち上げてから、気づけば8年目。ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。とくに「最初の失敗」は今でも忘れられません。
しかし、あの失敗があったからこそ今がある、とも言えます。
今回は、これからハンドメイド作家として活動を始めたい方、起業を目指す方に向けて、わたしが実際に経験した「起業初期の苦い失敗」について正直にお話しします。最短でハンドメイドビジネスを成功させられるよう、ぜひ最後までご覧ください。
副業から本業へ。2017年、起業を決意
2017年、わたしは起業しました。それまでは会社員として働くかたわら、副業で自分のブランド「ラシエスタホリデーショップ」を立ち上げ、4年間活動してきました。「いつかはこのブランドで生きていきたい」。そんな想いを胸に、副業から本業へと大きく舵を切ったのが、2017年だったのです。
起業した当初は、とにかくたくさんのことにチャレンジしました。会社員時代のように安定した給与があるわけではない。これからは、ブランドで売上をつくらなければ、生活そのものが成り立たない。そのことに気づいた瞬間から、わたしのなかで何かが切り替わりました。「売らなきゃ」「販路を開拓しなきゃ」。そう思ったわたしは、まず展示会への出展を決意しました。
初めての展示会への出店、費用は約30万円
わたしが最初に参加したのは、ALEXジャパンさん主催の「国際宝飾展」です。なかでも「ガールズジュエリー賞」という、カジュアルアクセサリーでも出展できるカテゴリーにエントリーしました。
東京ビッグサイトで行われるこの展示会の出展費用はおよそ30万円と、決して安い金額ではありません。しかし、ここでバイヤーさんとのご縁がつかめれば、道が開ける。そう信じて、自分にとって大きな勝負に出ました。
年末年始を返上しながらカタログ制作を行い、印刷会社の休暇前日に駆け込みで印刷を依頼。ブースの準備から商品制作、販促物の用意まで、必死ですべてをこなしました。そして、その努力は報われたのです。
展示会では、多くのバイヤーさんと名刺交換をし、新宿マルイへの催事出店が決まりました。
夢のような初出店、新宿マルイでの大きな挑戦
新宿マルイといえば、伊勢丹の向かいにある、言わずと知れた東京の一等地。そんな場所で初めての催事出店が決まったときは、本当に舞い上がるような気持ちでした。
しかし、これがわたしの失敗経験となるのです。
最初に反省しているのが、「出店形態」について深く考えていなかったこと。新宿マルイでの催事出店は、レジ対応や店番まですべて自社で対応する「区画出店」と言われる形態でした。
商業施設のスタッフが店番をしてくれるわけではない。つまり、朝から晩までわたしがその場にいなければならないということです。
そのときのわたしは、まだ一人で事業を回していました。商品制作、発送、SNS運用、ネットショップ対応……すべてをわたし一人で行わなければならない。そこに66日間という長期の店番が加わってしまったのです。
今振り返ると、商品を預けて販売を任せられる「委託販売」を選ぶべきだったと感じています。手数料はかかりますが、自分が商品制作など本来の業務に集中できる環境づくりが何よりも重要でした。
一人で66日間の催事出店。厳しい現実を目の当たりに
今思えば、この66日間の催事出店は、完全にキャパオーバーでした。一人ですべてをこなせるわけがない。そこでわたしは、家族や友人にアルバイト代を支払って手伝ってもらうことにしました。しかし、これにより経費はさらにかさみ、売上が思うように上がらなければ、赤字は増えるばかり。
出店準備では値札を貼ったり、在庫管理や補充、ラッピング対応までやることは山ほどあります。ネットショップの注文対応も継続中。店舗に拘束される時間が長くなることで、他の業務が完全に回らなくなってしまったのです。
この経験から、自分のキャパシティに合った出店先を選ぶことの重要性を実感しました。
また、出店場所にも問題がありました。新宿という一等地ではあったものの、割り当てられたのはなんと「8階」。百貨店や商業施設では、1階や2階に比べて8階は圧倒的に人の流れが少ないフロアです。
実際、閑散としている時間も多く、日に数組しか来店がないという日もありました。たとえ有名な施設でも、フロアの立地で集客力は大きく左右されるのです。
最大の失敗、それは「集客をしなかったこと」
この一連の出店経験で、わたしが最も痛感したことがあります。それは、「集客をしなかったこと」です。
当時のわたしは、「新宿マルイみたいな有名な場所に出れば、勝手に人が来てくれる」と甘く考えていました。しかし、現実は違いました。来客数は芳しくなく、来てもそのまま素通りされることも少なくなかったのです。
本来であれば、SNSを活用した集客や、顧客への事前告知、メールマガジンなどを駆使して「買いにきてもらう仕組み」を作るべきでした。けれど、当時のわたしのSNSフォロワー数は数百人ほど。アクティブなフォロワーも少なく、集客力はほとんどない状態。それにも関わらず、なんの対策もせずに出店に踏み切ってしまったのです。
これが、駆け出しの頃の最大の失敗でした。裏を返せば、事前の集客とファンづくりさえできていれば、出店場所に関係なく売上を伸ばすことは可能なのです。
結果、赤字・在庫・負債……出だしは「最悪」だった
結局この出店では、思うように売上は伸びず、商品の在庫だけが残りました。作るためにかけた費用も回収できず、アルバイト代や会場費などを差し引くと、完全に赤字です。
わたしは東京都の制度融資で数百万円の借入をし、信用金庫から資金調達をしてこの事業を立ち上げました。しかし、その資金の多くをこの最初の失敗で使ってしまい、事業の立ち上げ初期から苦しい資金繰りに直面することとなりました。
「夢を叶えるために」と踏み切った決断が、現実には多くの負債と後悔をもたらしたのです。
とはいえ、あの失敗があったからこそ、今の自分があります。
あれから8年。わたしは法人を設立し、ブランドも成長を続け、多くのお客さまに支えられるようになりました。講演活動やスクールの開講など、事業も多角化しています。しかし、現在にたどり着くまでの道のりは、決して順風満帆ではなかったのです。
最初の出店で痛感したこと。それは、「集客をせずに売上目標の達成は難しい」という現実でした。
集客ができる土台もないのに、場所の知名度だけを頼りに出店するのは危険です。SNSで発信できる体制、ファンがついてきてくれる実感が持てたときに、初めて挑戦してもいいのだと、今ならはっきり言えます。
まとめ
これからブランドを立ち上げたい、出店に挑戦したいと思っている方は、ぜひ次のポイントを心に留めていただければと思います。
- 店番の担当は誰か?自社か店舗か?
→長期であればあるほど、拘束時間の影響は深刻です。 - 出店期間の長さは適切か?
→1週間程度でも体力的には大きな負担になります。自分のリソースと見合っているか、必ず確認を。 - 出店フロアは人の流れがある場所か?
→「導線の確認」は事前調査が重要。混雑時間帯だけでなく、1日を通してのチェックが必要です。 - 自分で集客できる仕組みがあるか?
→SNS、メルマガ、顧客リストなど、自社でお客さまを集められる体制が整っているか。
この4つのポイントををチェックしておけば、わたしのような痛い失敗は避けられるはずです。
起業1年目のわたしは、「やってみたい」という気持ちだけで走っていました。大きな声がかかれば、名前のある場所なら、それだけで成功すると思っていた。でも、それは間違いでした。
この失敗があったから、売上を上げて、法人を作って8年目になることができています。しかし、出だしにお金を使い過ぎちゃったり、間違えてしまったりすることがなければ、もっと会社の成長スピードを上げられたと思うのです。
わたしの失敗談から学んだ4つのポイントを意識して、ぜひハンドメイドビジネスを成功させてください!
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