売れないハンドメイド作家がネットショップ販売で最初に見直さなければならない3つのポイント

今回は「売れないハンドメイド作家がネットショップ販売で最初に見直さなければならない3つのポイント」についてお話します。

ネットショップでハンドメイド作品を販売し始めたのに、「ぜんぜん売れない……」と悩んでいませんか?ネットショップは「開設したら終わり」ではなく、そこからが本当のスタートです。

開設後に直面するさまざまな課題にきちんと向き合い、改善を積み重ねることで、安定した売上や成長へとつながっていきます。しかし、開設後になにも手を加えず、ショップを放置状態にしてしまっている作家さんも少なくありません。

今回は、売れない状況を打破するために見直すべき「ネットショップの選び方」「商品写真の枚数」「発送日数」という3つのポイントについて解説します。ネットショップ販売を軌道に乗せたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ネットショップの選び方

「minneやCreemaってネットショップなんですか?」そんな質問をいただくことがあります。結論から言うと、minne・Creema・BASE・メルカリ・楽天・Amazonなど、インターネット上にある販売サイトはすべてネットショップです。

アプリから操作しているとピンとこないかもしれませんが、SafariやChromeなどのブラウザで表示されるサイトは、すべてオンラインショップ。まずはこの基本を押さえておきましょう。

販売サイトがたくさんある今、「どこに出せば売れるの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、その答えはとてもシンプルです。それは、「あなたがいくら稼ぎたいか」で決めること。

今回は、収入の目標別に「どのネットショップを選ぶべきか」についてくわしく解説していきます。ネットショップは、ただ開設しただけで売れる場所ではありません。だからこそ、目標に合った販売サイト選びが重要となります。

月5万円を目指すならminneやCreemaからスタート

「まずはパート代と同じくらいの月5万円を稼ぎたい」という方にぴったりなのが、minneCreemaといったハンドメイド系の販売サイトです。どちらも登録・出品は無料で、売れたときにだけ手数料が発生する仕組みなので、初心者でもリスクなく始められます。

実際に、わたしの運営しているハンドメイド物販スクールの生徒さんにも、minneやCreemaで月5万円以上の売上を安定して出している方がたくさんいます。初めてネットショップに挑戦する方には、まずこの2つをおすすめしています。

月10万円を超えたいならメルカリの集客力を活用しよう

「副業としてもっとしっかり収入を得たい」「月に10万円以上稼ぎたい」という方には、メルカリがおすすめです。メルカリといえば「いらなくなった物を売る場所」というイメージが強いかもしれませんが、実はハンドメイド作品も多く出品されており、非常に大きな市場が広がっています。

なにより注目したいのが、圧倒的な利用者数です。メルカリは、日本人の多くがアプリを入れている国民的なサービス。minneやCreemaを知らない人でも、メルカリなら知っているというケースは少なくありません。

つまり、メルカリは「販売先としての認知度」「ユーザーの母数」「購買経験の多さ」など、あらゆる面で集客力が非常に高いのです。

あなたの作品が、まったくハンドメイドに興味がなかった人の目に偶然触れて、購入される。そんなチャンスが日常的にあるのがメルカリ。うまく活用することで、売上を一気に伸ばせる可能性があります。

月30万円以上、本業化を目指すならAmazonや楽天市場で勝負

「ゆくゆくはハンドメイド一本で食べていきたい」「副業から本業に切り替えたい」そう思っているなら、月30〜50万円という売上を現実的に考える必要があります。そのステージでおすすめなのが、Amazonや楽天市場など、いわゆる大手ネットショップです。

これらの販売サイトの強みは、なんといっても集客力と信頼感。多くの人が普段から利用している場所なので、minneやCreema以上に「見る人の数」が圧倒的に多いのが特徴です。

たとえば、アクセサリーやインテリア雑貨などの嗜好品は「100人中1人が購入する」といわれています。そのため、より多くの人に見てもらえる場所で販売するほうが、売上アップにつながりやすいのは当然です。

とはいえ、Amazonと楽天にも違いがあります。

  • Amazonはminneやメルカリと操作感が近く、比較的スムーズに始められる
  • 楽天市場は本格的な運営スキル(WEBデザイン、SEO、広告、コーディングなど)が必要で、上級者向け

そのため、まずはAmazonに挑戦し、手応えを感じてから楽天へステップアップするのがおすすめです。

もちろん、大手ネットショップで販売すれば、出店料・手数料・広告費などの経費も発生します。売上が30万円あっても、利益としては20万円前後になることも。その点も踏まえて、計画的に挑戦していきましょう。

商品写真の枚数

ネットショップで商品を販売する際、写真の枚数は非常に重要なポイントです。たとえば、minneやCreemaのアプリやサイトで気になる商品をクリックすると、まず表示されるのは正方形の商品写真。ここに、あなたの作品の魅力がすべて詰まっているかどうかが、お客さまの「買う・買わない」の判断に直結します。

しかし、売れていない作家さんのショップを見てみると、写真の掲載枚数が1枚〜3枚程度と非常に少ないケースが多く見られます。

はっきり言います。それでは、売れません。

写真は「最大枚数まで使う」が基本!

minneやCreemaでは、商品1点につき最大20枚まで写真を掲載できます。 「そんなにたくさん載せていいの?」と驚く方もいるかもしれませんが、むしろ載せられるだけ載せるのが正解です。

とはいえ、同じような写真を繰り返し載せるのでは意味がありません。重要なのは、お客さまの知りたい情報を多角的に見せること。

お客さまが商品写真を見るとき、「この商品を手にしたら、自分はどう変わるのか」「どんなふうに日常に取り入れられるのか」を想像しています。そのイメージを具体的にふくらませてあげるために、20枚という枠を使い切って、丁寧に説明する写真を用意することがとても大切なのです。

身につけたときの「自分」を想像させる写真を

たとえば、ピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーの場合は単体の写真だけでなく、

  • 作家自身が着用しているカット
  • 違う角度から撮ったもの(横顔、斜め、後ろ姿など)
  • 髪型やファッションを変えて撮ったもの
  • 室内光・自然光など、異なる明るさで見せたもの

などを組み合わせることで、見ている人は「このアイテムを身につけたら、自分はこんなふうになれるかも!」というポジティブな未来像を思い描けます。

ただ商品を見せるだけでなく、「自分が身につけた時のワクワク感」を伝えるという意識がとても大切です。ファッション誌のような感覚で撮影に臨んでください。

雑貨・インテリア作品は「暮らしのなかにある姿」を見せよう

アクセサリーに限らず、インテリア雑貨や布小物、アート作品などにも同じことが言えます。

たとえばキャンドルや花瓶、アートパネル、布製ポーチなどのアイテムを撮る際は、

  • リビングや玄関、コーヒーテーブルに置いたイメージ写真
  • 他の雑貨と並べたコーディネート例
  • 朝・昼・夜など時間帯によって雰囲気が変わる様子

などを丁寧に見せることで、お客さまが「自分の家に飾ったらどうなるか」をよりリアルに想像できるようになります。

実際に、おうちの一角を少しスタイリングして、ちょっとしたモデルルームのような空間をつくる作家さんも少なくありません。「わたしもこんなお部屋にしたいな」と思わせる写真を用意することが、お客さまの心を動かす第一歩になります。

背景に100円ショップのシートを敷いて撮った写真や、生活感のある部屋のなかで雑に撮影された画像では、お客さまは不安に感じてしまうもの。

ポジティブなイメージを持ってもらえるように、最低限の構図や光の扱い、見せ方の工夫は身につけておきましょう。お手本にするなら、ファッション誌やインテリア誌が参考になります。

発送日数は「購入の決め手」になる!

ネットショップを始めたばかりの方にとって、見落としがちなポイントのひとつが発送日数の設定です。

「発送日」とは、お客さまが商品を購入した日から、いつ発送するかをあらかじめ設定しておくものです。たとえば、10月1日に商品が売れたとしたら、それを10月4日に発送するのか、それとも10月10日なのか。

この「発送までの日数」が、お客さまの購入判断に大きな影響を与えます。あなた自身もネットショッピングをする際、商品の発送日や到着予定日を見てから購入を決めた経験はありませんか?

「明日届くなら、これにしよう」
「来週必要だから、早く届くものにしよう」


そんなふうに、発送のスピードで商品を選ぶことは日常的にあります。ネットショップでは、商品そのものの魅力や価格はもちろんですが、「必要なタイミングに間に合うかどうか」が購入の決め手になるケースが非常に多いのです。つまり、発送日数は売上に直結する大事な要素になります。

手作りだからこそ、無理のないスケジュールで

とはいえ、ハンドメイド作家さんの場合、商品は一点一点心を込めて手作りしていますよね。 「注文が入った翌日に発送」なんて、現実的ではないことも多いはずです。

無理をして発送日数を短く設定してしまうと、自分を追い詰めてしまったり、作品のクオリティが下がってしまったりする可能性もあります。だからこそ、「無理のない範囲で最短を目指す」ことが大切です。

おすすめは、ご自身の製作ペースを踏まえて、まずは「3日~5日以内」の設定から始めてみること。たとえば、10月1日に購入されたら、10月4日までには発送するスケジュールです。

Creemaやminneなどの主要なネットショップでは、発送日の設定項目があります。販売ページでお客さまが「発送までの日数」を確認できるようになっているので、そこに適切な日数を記載しておきましょう。

もし、オーダーメイドや名入れ、似顔絵などのカスタマイズ商品を販売している場合は、もう少し余裕を持たせても大丈夫です。

このような商品は、制作に時間がかかることをお客さまも理解してくれるので、2週間程度の発送予定日を設定しても、ネガティブな印象にはなりません。商品ページに「なぜ発送まで時間がかかるのか」を丁寧に説明しておくことが大切です。

売れないと感じたら、発送日数を見直してみて

ネットショップでなかなか売れないと感じている場合、実は「発送日数」がネックになっていることもあります。

とくにギフト需要が高まるタイミング(誕生日・母の日・クリスマスなど)では、発送日数が長いだけでほかの商品に流れてしまう可能性もあります。

最初は少し余裕を持たせた設定にしつつ、慣れてきたら「3日以内」「2日以内」といったふうに、徐々に短縮していくのもひとつの方法です。あくまで無理のない範囲で、誠実な対応を心がけましょう。

まとめ

今回は、ハンドメイド作家さんがネットショップで売上をつくるために見直すべき3つのポイントについてお話しました。

  • ネットショップの選び方
  • 商品写真の枚数と見せ方
  • 発送日数の設定

この3つはどれも、「売れない」と悩んでいるときこそ、最初に確認すべき基本のポイントです。逆に言えば、この3つをきちんと整えるだけで、売上が大きく変わる可能性があります。

ネットショップは一度オープンしたら終わりではなく、運営しながら育てていくもの。だからこそ、「自分に合ったショップ選び」「お客さまに伝わる写真」「適切な発送日数の設定」がとても大切になります。

minneとCreemaでも客層や売れ筋は異なりますし、minneで売れなくてもCreemaで反応がある、ということもよくあります。無料で出品できるサイトは積極的に活用して、自分の商品と相性の良い場所を探していく姿勢も重要です。

また、写真は「枚数」だけでなく「見せ方」も大切です。お客さまが手に取れないオンラインだからこそ、写真で伝える力が売上を左右します。この点については、わたしの拙著「ハンドメイド副業で月10万円稼ぐ本」の第4章(P77)で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

最後は、発送日数です。できるだけ短く設定することが理想ですが、焦らず、まずは自分の制作ペースに合った日数を設定し、慣れてきたら少しずつ短縮していくのがポイントです。効率化や作業の仕組みづくりを通して、無理のない範囲で対応していきましょう。

地道な改善の積み重ねこそが、安定した売上につながります。焦らず、でも確実にステップアップしていきたい方は、ぜひ今回ご紹介した3つのポイントを意識して、ネットショップの運営を見直してみてくださいね!

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