
売れるハンドメイド商品を作る方法〜ハンドメイド物販スクールセミナーレポート〜

今回は「売れるハンドメイド商品を作る方法」についてお話をします。2024年10月26日、「売れるハンドメイド商品を作る方法」講座が開催されました。
この講座では、市場調査のやり方、商品コンセプトの考え方、価格の決め方など、ハンドメイド作品をネットショップで販売していくうえで必要な基本をお伝えしました 。
ハンドメイド作品を販売しているけれど、「なかなか売れない」「何を作ればいいのかわからない」と感じている方にとって、すぐに活かせるヒントが詰まっています。
売れるハンドメイド作家を目指したい方はぜひ最後までご覧になってください。
出店先を見極める
「売れる商品を作りたい」と思っても、販売先の特性を理解していなければ、「何を売るか」の戦略は立てられません。
今回の講座では、ハンドメイド作家が販売先を選ぶ際に知っておきたいネットショップの種類と、それぞれの特徴についても解説がありました。まずは、自分が今売っている場所、これから売ろうとしている場所を見直してみるところから始めましょう。
Eコマースの選び方
ネットショップには大きく分けて3つのタイプがあります。
それぞれにメリット・注意点があり、自分のスタイルや販売経験に合わせて選ぶことが大切です。
マーケットプレイス型(minne、Creema)
ハンドメイド商品の出品に特化したプラットフォームです。
初心者でも始めやすく、集客力が高いため、最初の販売チャレンジとして適しています。
ただし、売上には手数料がかかるため、利益率が下がりやすい点には注意が必要です。
また、出品者数が多く競争も激しいため、商品ページの見せ方や写真に工夫を凝らして、他の作家と差別化する必要があります。
講座でも、「まずはここで“主力商品”を見極めることが大切」とのアドバイスがありました。
モール型(楽天市場、Amazon)
大手ショッピングモールに出店するスタイルです。
圧倒的な知名度と集客力が魅力ですが、その分、出店費用や月額料金が高めに設定されています。
実は、こうした理由からモール型の出店者数は、マーケットプレイス型よりも少ないという講座内の解説もありました。
ある程度の売上が見込めるようになってからのステップアップ先として考えるのが現実的です。
独自ネットショップ型(BASE、STORES)
テンプレートを使って、自分だけのオンラインショップを構築できるスタイルです。
自由度が高く、デザインやブランディングにこだわることができますが、集客は基本的に自力です。
すでにSNSなどで一定のファンがいる方には向いていますが、講座では「初心者にはやや難易度が高い傾向がある」という説明もありました。
商品づくりと同じくらい、「どこで・どう売るか」は重要です。まずはマーケットプレイス型で販売の経験を積みながら、主力商品やお客さま像をつかんでいくことが現実的な第一歩となります。
ハンドメイド商品を作る上で必要な考え方
ハンドメイド商品を売るには、趣味の延長ではなく、「仕事」として向き合う意識が大切です。
講座の中では、特に以下の2つの視点が強調されていました。
好きなことではなく「勝てること」で勝負する
自分の「これが作りたい」という気持ちだけでは、必ずしもお客さまの心に届くとは限りません。
どんなアイデアが選ばれやすいか、他の人の作品にも目を向けてみることが大切です。
市場やお客さまのニーズを理解する
「求められるもの」を知ることが、売れる商品づくりの第一歩です。
すでに売れている商品のパターンを観察することで、自分の商品開発にもヒントが得られます。
この2つの視点を踏まえて、「自分の好きなこと・できること・お金になること」の3つが重なる範囲を探すことが、ハンドメイド販売において重要な考え方です。
売れる商品の開発ステップ
市場調査と競合分析の重要性
売れる商品をつくるには、「どこにニーズがあるか」を知るための市場調査が欠かせません。ここでは、基本的な手法と考え方を簡単にご紹介します。
定量調査
Googleトレンドやラッコキーワードなどを使い、ハンドメイド商品の検索ボリュームやトレンドの動きを数値で分析しましょう。
定性調査
レビューやSNSの投稿、コメントなどから、数値化できないお客さまの感情や使用シーンを読み取る方ことができます。
ターゲット市場の絞り込み
自分の「好きなジャンル」だけにこだわらず、「作れそうなカテゴリー」に目を向けることで、チャンスが広がります。講座では、カテゴリーを見直して売上が伸びた具体例がいくつか紹介されていました。
- ピアス → ペットの首輪
競合が多いアクセサリー市場から、ニッチで需要の高い市場への転換。 - 着物リメイクのチュニック → 着物リメイクのバッグ
製作時間を短縮しながら、需要のあるアイテムへの切り替え。
また、「ファッション×インテリア」など、カテゴリをまたいだ発想も、商品に独自性を持たせるためのヒントになります。
顧客の声を活かした商品づくり
商品づくりの改善には、実際のお客さまの声が欠かせません。
講座では、レビューや検索キーワードを手がかりに、ニーズや課題を見つけ出す方法が紹介されていました。
ランキングのレビューから競合を分析する
人気商品のレビューには、購入者のリアルな評価が集まっています。
「満足された点=魅力」「不満の声=改善点」として読み取ることがポイントです。
講座では「かんざし」のレビューが例として紹介されました。
成人式や結婚式での使用が多く、特別な日のニーズがあることがレビューから読み取れます。こうした使用シーンの分析から、ギフト対応や季節の販促など、販売戦略の方向性を考えることができます。
検索キーワードからニーズを探る
Googleやショップの検索窓に商品名を入力すると、関連ワード(サジェスト)が自動で表示されます。
これは、実際に多く検索されている組み合わせであり、その商品に対して何が求められているかを知る手がかりになります。
たとえば「アンクレット」と入力すると、「つけっぱなし」というワードが出てくることがあります。
ここから、「ずっと身につけられるアンクレット」を探している人が多いことが分かります。
さらに「名入れ」「イニシャル」「誕生日」「体重」といったワードがサジェストに含まれる場合は、その要望に応えることで、“特別感”のある商品として選ばれる可能性が高まります。
こうした検索ワードは、お客様が「自分だけのもの」を求めているサイン。対応できる商品づくりにすることが、売れる商品のカギとなります。
お客さまの悩みを拾い上げる
検索キーワードやレビューには、お客さまが抱えている悩みや困りごとがストレートに表れることがあります。
たとえば「ピアス アレルギー対応」という検索ワードからは、アレルギーでも使える素材のピアスを探しているというニーズが読み取れます。
こうした悩みを拾い上げて商品に反映すれば、「自分のための商品だ」と感じてもらいやすくなり、購入の後押しになります。
利益と生産体制をあわせて考える
売れる商品ができても、利益が残らなかったり、作るのに無理があると、販売を続けていくのが難しくなります。
だからこそ「利益がきちんと出るか」「作り続けられるか」という視点を持つことが大切です。
材料費や手数料だけでなく、作業時間や梱包の手間なども含めて、自分にとって無理のない商品設計になっているか、いま一度見直してみましょう。
制作時間が課題だった商品の転換例
講座では、ヒモ編みのバッグを作っていた受講者の方の事例が紹介されました。
人気はあったものの、制作に時間がかかりすぎて在庫を十分に用意できないという課題がありました。そこで視点を変え、「スマホショルダー」に挑戦。
お客さまのニーズである「長さ調整ができること」などを取り入れながら、制作時間を抑えつつ、ニーズに合う商品へと切り替えたことで、無理なく販売を継続できるようになったそうです。
運用しながら改善を重ねる
ネットショップやSNSを活用する上では、「出して終わり」ではなく、数字を見て改善する姿勢が重要です。
まずは商品を20点ほど出品し、どの商品が見られているか、売れているかを確認しましょう。
アクセス数や反応の傾向をもとに、タイトルや写真、価格設定などを見直すことで、売上アップにつながります。
まとめ
ハンドメイドを成功させるには、
「市場を知る」「ニーズに応える」「続けられる形にする」の3つがポイントです。
本記事でご紹介した内容をヒントに、まずは「出品したいカテゴリー」を検索して、サジェストワードを見てみるところから始めてみましょう。
小さなアクションでも、商品づくりの視点が大きく変わるきっかけになります。この講座を受けた方たちからも、たくさんの気づきや前向きな声が届いています。
以下、参加者の感想を一部ご紹介します。

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