家族に嫌な顔されてない？ハンドメイドを反対されたときの対処法
「せっかく頑張っているのに、家族の反応が冷たい」「なんでそんなことしてるの？と言われてしまう」そんな悩みを抱えるハンドメイド作家さんは、実は少なくありません。応援してほしいはずの家族から理解を得られず、肩身の狭い思いをしている方も多いのではないでしょうか。
その原因の多くは「売上が上がっていないこと」にあります。行動量や本気度が伝わっていなければ、家族もなかなか応援しづらいのです。
わたし自身も、かつては家族の理解を得られず悩んだ一人です。しかし、今では家族が手伝ってくれるまでに変化しました。今回は、家族に反対されたときにどう向き合い、どう信頼を得ていくか。その具体的な対処法をお伝えします。
ハンドメイドビジネスは周りの理解や協力が欠かせない
ハンドメイドビジネスにおいて、家族の理解と協力を得ることは、永遠のテーマともいえる課題です。なぜなら、ハンドメイドで商品をつくり、販売まで一人でこなすのは、想像以上に大変なことだからです。
商品をゼロからすべて手作業でつくり、それを販売していく仕事というのは、ほかにはあまりありません。しかも、わたしたちが扱うのは有形のもの。形があり、手に取れるものだからこそ、製作には時間も労力もかかります。
それに加えて、１つひとつの商品の単価がそれほど高くない場合が多く、たとえばイベントで500円程度の商品を売っている作家さんもたくさんいらっしゃいます。
もし５万円の売上を目指すとしたら、500円の商品を100個売る必要がありますよね。１日３個以上製作し、それがすべて売れたとして、ようやく達成できる金額です。実際には在庫に余裕を持たせる必要もあり、もっと多く作ることになります。
つまり、ハンドメイド作家の仕事は単価の低さゆえにハードワークであり、物理的にも精神的にも、一人で完結するのは非常に難しいのです。
だからこそ、家族の理解やサポートは欠かせません。もし反対されているのであれば、それは放置していい問題ではないのです。すべての人を味方につけ、協力してもらえる環境をつくっていくことが、継続的にビジネスを成り立たせるためには不可欠です。
では、具体的にどうすれば家族が協力的になってくれるのでしょうか。次に、そのための方法をご紹介していきます。
反対される理由は「十分に稼げていない」から
家族にハンドメイドを反対される大きな理由は、シンプルに「十分に稼げていないから」であることが多いです。生活費に貢献できるほどの収入が得られていないと、「そんなに時間をかけるならパートに出てほしい」と言われてしまうのも無理はありません。
時間をかけているにもかかわらず、売上が極端に少ない状態が続けば、家族としても心配になってしまうのは当然のことです。
家族の理解を得るには、最速で成果を出すことが大切
どんなに自分が頑張っていても、その結果が見えなければ周囲からの信頼は得にくいもの。最初は応援してくれていた家族でも、長く結果が出なければ「いつになったら成果が出るの？」という空気になってしまいます。
だからこそ、家族の応援を得るためには、なるべく早く結果を出すことが求められます。わたし自身は「まずは６ヶ月以内に売上を立てる」ことを目標にするようお伝えしています。どんなに行動が早い人でも、半年以内に売れないようでは、家族の気持ちが離れてしまう可能性があるのです。
どうせなら「また作ってるの？」と言われるより、「頑張ってるね」「すごいね」と言ってもらえるようになりたいですよね。反対されるよりも、応援される方がずっと前向きに活動できます。
そのためには、家族に結果で示すことがいちばんの近道です。ハンドメイドを本気で仕事にしたいと思っているなら、まずは目に見える成果を出すこと。そこから、自然と理解も、協力も得られるようになります。
本気であることを行動で見せてしっかり伝えることが大切
ハンドメイドに対して、家族や周囲が否定的な反応を示す理由のひとつは、「所詮は趣味でしょ？」という認識が根強いからです。実際、売上が少なく、経費や労力に見合っていない状況が続けば、そう思われてしまうのも無理はありません。
こうした状況のなかで重要になってくるのが、「見せ方」と「伝え方」です。
家族の理解や協力を得るためには、ただお願いするのではなく、まずは自分が本気で取り組んでいる姿勢を行動で示しましょう。
「イベントに出たいから、家事と育児を全部代わって！」といきなり頼むのではなく、まずは少しずつ行動を見せて、計画を共有していきましょう。たとえば、「○月○日にこのイベントに出ます。その日はちょっと忙しくなるので、夕飯を買ってきてもらえると助かるな」など、具体的に伝えることで、家族も少しずつ理解しやすくなります。
また、お願いをするタイミングや言い回しも工夫が必要です。言葉次第で相手の反応は大きく変わります。反発を招くよりも、自然と協力したくなるような伝え方を意識しましょう。
何より大切なのは、「止めても無駄だ」と思わせるくらいの覚悟を見せること。相談してから動くのではなく、まずは自分の行動で本気度を伝える。すると、自然と周囲も「本気なんだな」と受け止めてくれるようになります。
そして、これは一生続くわけではありません。「今のわたしに少しだけ時間をください」と、期限を伝えることで、家族も前向きに受け入れてくれる可能性が高まります。
本気で取り組む姿勢と、丁寧な伝え方。どちらも欠かせない家族との良い関係づくりのポイントです。
小さな成果の共有が、信頼と応援を生む
家族の理解を得るためには、日々の小さな成果を積極的に共有することがとても効果的です。
たとえば、「最近イベントにたくさん声をかけてもらってるんだよ」「○○ちゃんのママに“これ作って”って頼まれたよ」「ネットショップでお気に入り登録がついたよ」など、ちょっとした前進でも、伝えることで大きな意味を持ちます。
さらに、自分が喜んでいる姿を見せることも大切です。楽しそうに取り組んでいる様子を見たら、家族もきっと「よかったね」と素直に思えるはず。
また、「Instagramのフォロワーが500人になったよ」など、具体的な数字で成果を伝えると、より説得力が増します。
こうした積み重ねが、「応援される存在」になるための第一歩です。他人が応援してくれるほど本気で行動していれば、自然と家族も「手伝おうかな」と思ってくれるようになります。
「行動」で示すことで、反対の気持ちは理解に変わっていく
SNSを発信したり、ネットショップを立ち上げたり、毎週イベントに出店したりなど、一心不乱に行動していくことで、「この人は本気だ」と思わせることができます。言葉で説得するよりも、まずは行動で示すことが重要です。
最初は協力的でなかった家族が、いつの間にか店番を手伝ってくれたり、Instagramの写真撮影をサポートしてくれたり。そうした変化は、あなたの行動が本気だからこそ起きるものです。
やるべきことを正しく積み重ねていけば、自然と売上にもつながっていきます。そして、売上という明確な結果が出ると、「それって趣味でしょ？」という言葉は言えなくなっていくのです。
実際、わたしが運営するハンドメイド物販スクールでも、最初は家族に内緒で始めた方や、家族から良い顔をされていなかった方が、月10万円・20万円と売れるようになり、メディアに取り上げられるなど、活躍の場をどんどん広げています。
周囲の反対は「心配」から生まれている
忘れてはいけないのは、家族や友人があなたを止めようとするのは、あなたを大切に思っているからだということ。誰でも、自分の知らない世界には不安を感じるものです。
ハンドメイドで独立する、起業してお金を稼ぐ……そうした前例の少ない道を進もうとするあなたを、知らない世界へ行かせたくないという愛情から、つい反対してしまうのです。
「ドリームキラー」という言葉もありますが、多くの場合、悪意があるのではなく、単に心配しているだけ。だからこそ、あなたの本気を行動で伝え、少しずつ理解と信頼を得ていくことが大切です。
決して卑屈にならず、「応援される存在」を目指して、一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ
ハンドメイド活動に対して家族の反応が冷たく感じるのは、「十分に稼げていない」ことが原因であることが多いです。本気で取り組んでいても、目に見える成果が出ていなければ、家族は不安を抱き、つい反対してしまいます。
だからこそ大切なのは、言葉ではなく“行動”で本気度を示すこと。イベント出店やSNS投稿、小さな売上やフォロワー数の増加など、日々の成果をこまめに共有しましょう。あなたが楽しそうに取り組んでいる姿や、少しずつ結果が出てきている様子を見ることで、家族の見方も自然と変わっていきます。
６ヶ月以内に売上を立てることを目標にすれば、徐々に信頼も生まれます。応援される存在になるために、一歩ずつ行動を重ねていきましょう！
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