
自宅教室の開業は準備不足だと失敗する!ハンドメイド講師の注意点

「自宅でハンドメイド教室を開いて、好きなことで仕事をしたい」
そんな夢を抱いている方も多いのではないでしょうか。しかし、憧れだけでスタートすると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことも。実際に「開業したのにお客さまが集まらない」「思っていたように続けられない」と悩む方も少なくはありません。
今回は、自宅教室の集客コンサルタントとして活躍する栗山未希(くりやま みき)さんに、自宅教室の開業で失敗しがちなポイントと、成功させるために必要な準備についてお話を伺いました。ハンドメイド歴10年以上、現在も自宅でお花の教室を運営しながら、講師のサポートを行っている栗山さんが教えてくれた、実践的なアドバイスを3つのポイントにまとめてご紹介します。
「これからハンドメイド教室を始めたい」「開業はしたけれど、うまくいかなくて悩んでいる」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 玄関は“教室の顔”!生活感を排除し、第一印象を整える
自宅教室を開くうえで、最初に見直したいのが「玄関」です。
どんなにステキなレッスンを用意していても、玄関が散らかっていては、お客さまに悪い印象を与えてしまいます。栗山さんは、「玄関は教室の第一印象を決める“顔”です」と話します。
レッスンに関係のない私物は“見せない”が基本
小さなお子さんがいる家庭では、公園グッズやおもちゃ、サッカーボールなどが玄関に置かれがちですが、お客さまにとっては関係ないもの。こうした生活感のあるアイテムは、必ず目につかない場所にしまいましょう。
また、ベビーカーやゴルフバッグ、家族の傘なども注意が必要です。雨の日の傘立ても、お客さま用にスッキリさせておくのがマナー。家族の傘を大量に差しておくのはNGだといいます。「生活空間」ではなく、「おもてなしの場」として整える意識を持ちましょう。
靴の出しっぱなしも厳禁!
靴が脱ぎっぱなしになっている玄関は、雑然とした印象を与えます。使用していない靴は靴箱にすべて収納し、できるだけ床を広く見せることを意識しましょう。見た目の清潔感はもちろん、気持ちよく空間に入っていただくための大切な準備です。
プラスαの心づかいで「おもてなし度」がアップ
私物は“見せない”が基本である一方で、「玄関にあると好印象を与えるアイテムが2つあります」と栗山さんは話します。それが、靴べらとお客さま専用のスリッパです。
- おしゃれな靴べら
ロングブーツを履いた女性がスムーズに帰れるよう、靴ベラを用意しておくと安心です。雑貨屋さんなどで手に入る、女性らしいデザインのものがおすすめです。 - 来客専用のスリッパ
家族が使っているスリッパではなく、清潔でおしゃれな“お客さま専用”スリッパを用意しましょう。見た目にも気が配られていると、お客さまの満足度がぐっと高まります。
2. リビングはNG!生活感を避けるために「専用の空間」を用意しよう
自宅教室を開くうえで、2つ目の重要なポイントは「リビングでレッスンするのは避ける」ということです。
「スペースが限られていて、ほかに使える部屋がない」という方も多いかもしれませんが、まずはなぜリビングが不向きなのか、その理由から見ていきましょう。
リビングは生活感が出やすい場所
リビングは家族が集まる場所だからこそ、生活感がどうしてもにじみ出てしまいます。たとえば、お子さんがいればおもちゃが散らかっていたり、ペットがいれば床にシミがついていたりと、細かいところが気になる原因に。また、テレビや電子機器なども多く、「癒しの空間をつくりにくい」というデメリットもあります。
ハンドメイド教室では、お客さまに非日常を感じてもらえる「整った空間」が求められるため、生活感があふれるリビングでは不向きなのです。
理想は「玄関からすぐの別室」
栗山さんの教室では、玄関から最も近い部屋をレッスン専用に整えています。もともとは物置きとして使っていた部屋を片付けて、教室用の空間にしたそうです。玄関からすぐ案内できる動線も、お客さまへの配慮のひとつ。
「どの部屋にお客さまをご案内するか」を最初に考えることが、教室づくりの第一歩になると栗山さんは語ります。
リビングしか使えない場合は「隠す工夫」を
とはいえ、どうしてもリビングしか使えないというケースもあると思います。その場合は、生活感を感じさせるものを「見せない工夫」が必要です。
たとえば、テレビやゲーム機などの家電は布で目隠しをしたり、おもちゃや雑貨類は収納ボックスにまとめたりするだけでも、空間の印象がグッと変わります。
ポイントは、「お客さまがくつろげる、すっきりとした空間」を意識すること。使える部屋が限られていても、工夫次第で十分に教室らしさは演出できるのです。
3. ペットは必ずゲージへ!お客さまが集中できる空間づくりを
最後のポイントは、「ペットは必ずゲージに入れること」です。ペットは飼い主にとって癒しの存在であり、大切な家族の一員です。しかし、教室に来られるお客さま全員が動物好きとは限りません。
動物が苦手な方への配慮を忘れずに
なかには動物が苦手な方や、アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。実際に、ハンドメイド教室に参加した方のなかで「ペットがいると気になってレッスンに集中できなかった」という声は少なくないのだそう。
自宅だからこそ、気をつける。それがペットへの配慮です。お客さまにとって快適で集中できる空間を提供するためにも、ペットは必ずゲージに入れて、教室スペースからは離しておくようにしましょう。
お子さまの対応も要注意
同様に、まだ小さなお子さまがいるご家庭も注意が必要です。レッスン中にお子さんが出入りしてしまうと、お客さまの集中が途切れてしまう原因になります。
可能であれば、レッスンの間はご家族に預かってもらう、保育サービスを利用するなどして、教室の時間を確保する工夫をしてみてください。
まとめ
「自宅でハンドメイド教室を開きたい」という夢を実現するには、スキルや作品力だけでなく、お客さま目線の空間づくりが欠かせません。
- 玄関は“教室の顔”として整えること
- リビングではなく、レッスン専用の空間を用意すること
- ペットやお子さまへの配慮を忘れないこと
今回栗山さんに教えていただいたこちらの3つのポイントは、すべてお客さまにとって快適で安心できる環境をつくるための基本です。
特別な設備や広い家がなくても、少しの心づかいと工夫で、通いたくなる教室は実現できます。まずは「おもてなしの気持ち」を軸に、自宅の空間を見直してくださいね。
今回のテーマはいかがでしたでしょうか。わたしは普段、ハンドメイド作家さんに向けたネットショップの販売方法についてお話しすることが多いのですが、今回は自宅教室の集客コンサルタントとして活躍する栗山未希さんをゲストに招いて「自宅でハンドメイド教室を開く際の注意点」をご紹介しました。
ハンドメイドの世界には、「自分の商品を販売したい」という方もいれば、栗山さんのように先生として「ハンドメイドの楽しさを広めたい」と考えている方もいます。そこで今後は、教室を開きたい方に向けて、栗山先生をゲストに招き、より役立つ情報をお届けしていく予定です。ぜひ楽しみにして、これからもチェックしてくださいね!
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