販売した瞬間からもう負けてる!今さら聞けないハンドメイド作家の価格設定

今回は「販売した瞬間からもう負けている?今さら聞けないハンドメイド作家の価格設定」についてお話しします。価格をどう決めていいかわからなかったり、なんとなく価格設定をして利益が上がらなかったりする人は多いのではないでしょうか。そんな価格設定を見直すために、ぜひ知っておきたい5つのポイントをご紹介します。

  1. 原価計算
  2. 販売手数料
  3. 市場の販売価格
  4. 利益率の設定
  5. 付加価値の提案

この記事では、上記5つのステップについて、具体的な方法や押さえておきたいポイントを分かりやすく解説しています。これからハンドメイド販売を本格的に始めたい方や、もっと利益を上げたい方にも実践できる内容になっておりますので、是非最後までご覧になってください。

1.ハンドメイド作家の第一歩!売れる価格は正確な「原価計算」から

最初に重要なのは、販売前にしっかりと「原価計算」をすることです。一つの商品を作るのにどれだけお金がかかっているのかをしっかり把握しましょう。これはサンプルを作成したときなど、商品を販売する前に必ず行ってください。

商品を作るために必要な材料費や梱包資材費、配送費、そして製造にかかる労働費をすべて計算し、実際の原価を算出します。ビーズの個数や紐の長さなど、細かく出すことがポイントです。

  • 材料費:商品に使用する全ての材料を正確に計算します。ビーズや紐の数、1センチ単位まで算出し、必要な材料費を明確にします。
  • 梱包資材費:梱包用の資材費も見逃せません。スポンジや台紙、封筒やポストカードまで細かく出します。
  • 製造労働費:製作時間もコストとして計算に入れます。目安として、お住まいの地域の時給を基にして考えましょう。例えば時給1,000円なら、1時間の製作に1,000円がかかるという計算になります。
  • 配送費:3センチ以下のレターパックライトやクリックポストの活用など、配送方法も工夫してコストを抑えます。配送費は各運送会社によって異なりますので、見積をとって比較しましょう。また、壊れやすい用品には補償も必要になってきますので、補償や追跡機能も考慮して探してください。

2. 収益アップのカギ!ハンドメイド作家が理解すべき「販売手数料」

ネットショップで販売する場合、販売手数料が発生します。例えばminneやCreemaでの手数料は約10%です。一見多いように見える手数料ですが、この手数料は商品が売れた時に発生し、出品するだけなら無料であることが多いため、とても良心的です。委託販売なら手数料が40〜50%かかる場合もあるので、ネットショップでの手数料はむしろ安価といえます。

そればかりか、ネットショップは、しっかりと作り込むことで自動販売機のように商品が売れる仕組みを作れます。手数料は支払うと決め、ネットショップの構築に力を入れましょう。そして手数料は忘れずに経費計算をしてください。

3. ハンドメイド作家が知っておきたい「市場価格のリサーチ方法」

自分の設定価格が適正かどうかを判断するためには、他の販売者の価格設定を参考にすることが大切です。minneやCreemaなどのネットショップにはランキングがあるため、それを利用して売れている店舗の価格をリサーチしましょう。まずは、自分が取り扱う商品の相場を知ることが重要です。

リサーチにはランキングやショップURLをシートにまとめ、売れているショップと自分のショップの価格やオプションを比較しましょう。新しくショップを始めたばかりの場合、レビュー数も少なく信頼が築かれていないため、相場と同じかやや安く設定することが有効です。

価格が高くても「配送納期が短い」「ギフト包装が無料」など、お客様にとってメリットがあれば購入してもらえることもあります。価格だけでなく、どのような付加価値を提供できているかも合わせて比較してください。また、比較していく中でより良いアイデアが得られたら、自分のショップにも反映させていきましょう。

4.ハンドメイド作家が目指すべき利益率とは?設定方法とポイント

ハンドメイド作家は、利益率を60%以上確保することを目標にしてください。例えば1,000円の商品を販売する場合、経費は400円以内に抑え、利益は600円を確保します。この利益率を維持することで、安定したビジネス運営が可能になります。まずは、今自分が販売している商品の利益率を確認してください。

基本の計算式

利益率は以下の計算式で求められます。

利益率(%) = ( 販売価格 − 原価 ) ÷ 販売価格 × 100

例えば、販売価格が1,000円で原価が400円の場合

利益率 = (1,000−400) ÷ 1,000 × 100 = 60

この場合、利益率は60%となります。

利益率が50%を切る商品を販売することはおすすめしません。利益率が50%を下回る場合は、梱包資材を台紙にするなどのコスト削減を検討し、価格設定を見直しましょう。利益率を低く設定していると、いくら売っても手元にお金が残らなくなってしまいます。

ただし、利益率を下げることばかりを考えて、相場に対してあなたのお店の価格が一番高いと購入されないこともありますので注意が必要です。市場価格のことも考えて価格設定を行ってください。

5.売れるハンドメイド作家になるための付加価値のつけ方と工夫

最後に、価格を上げるためには付加価値を提案することが大切です。例えば、ギフト包装や名入れサービスを提供すると、少々高くても「オンリーワン」商品として価値が高まり、購入してもらいやすくなります。

あなたもお店でギフトラッピングを提案されたことがあるのではないでしょうか?ぜひ、あなたも同じことをやってください。難しいことはありません。オーガンジーバックに入れるだけでも、それなりのギフトに見えます。

今はギフトラッピングの種類も豊富なので、ぜひ安価で良いものを探してください。ギフト包装代を追加するだけで販売価格を上げることができるのです。

  • ギフト包装:OPP袋やオーガンジーバッグを活用して、手軽なギフトラッピングを提供しましょう。厚みを抑えつつ、ギフト用として見栄えを良くすることで、単価を上げられます。
  • 名入れサービス:顧客が特別感を感じられるサービスとして、名入れを導入することで、商品の単価を上げられます。例えば、名入れアクセサリーがあると、購入者が「オンリーワン」の価値を感じ、少々高くても納得して購入します。

6.まとめ

価格設定は、適当に決めてしまうとビジネスが成り立たなくなってしまいます。材料費や梱包資材、販売手数料、利益率をしっかり考えた価格設定が大切です。ネットショップの相場をリサーチし、利益率を確保しながら付加価値を付けることで、利益を確保できるようになりましょう。

計算や数字となると苦手意識をもつ方も多いかもしれませんが、作って届けることができるなら、あとはお金周りさえしっかりすれば売り上げは上がります。ハンドメイドの楽しさを維持しながらも、しっかり利益を上げられるように工夫していきましょう。

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