信頼度を上げる販促物デザイン〜ハンドメイド物販スクールセミナーレポート〜

2024年12月14日に開催した講座レポートをお届けします。この記事では、講座でもお話した「信頼度を上げる販促物デザイン」についてお伝えします。ハンドメイド商品の販売において、保証書やお礼状、特典などの販促物は、信頼度を高める重要なツールです。

販促物の重要性と役割、商品の魅力を引き立てる販促物の利点を理解し、活用することで、商品の売り上げは上がります。今回は、販促物の作り方や、販促物を活用して売り上げにつなげる方法、顧客満足度を高めるコツなど、自身のネットショップで実践できる内容になっています。

ぜひ、最後までご覧になってください。

目次

  • 販促物の重要性
  • 効果的な販促物のデザインと制作
  • 販促物テンプレートの使い方
  • まとめ

販促物の重要性


ハンドメイド商品の販売における「販促物」は、ロゴやブランドカラーを活用した名刺やショップカードなどのこと。お客さまにブランドの存在を認識してもらうための重要なツールです。お礼状も、お客さま満足度を高め、リピーターの確保につながる販促物のひとつです。商品を送るときには、必ずお礼状を同梱しましょう。

お礼状の内容は、お客さまの名前や購入履歴をもとにしたパーソナライズされたメッセージであることが大切です。
さらにそのメッセージを手書きすることも重要です。そうすることで、お客さまに丁寧に対応している印象を与えられ、お客さまにも「自分は特別な存在である」と感じてもらえるからです。

お礼状は、感謝の気持ちを伝えてコミュニケーションを深め、お客さま満足度を高めるのに効果的なのです。高品質な商品と保証サービスも、お客さまの満足度を高めるのに不可欠です。

商品は、品質が高く期待に応えるものであることが重要です。それを証明するために、商品を送る際に保証書を同梱すれば、信頼性が高まります。

また、購入後のサポートやアフターケアを充実させれば、さらにお客さま満足度を向上させることができます。では、どのような販促物がファンの獲得につながるのでしょうか?効果的な販促物のデザインから印刷まで、順に解説していきます。

効果的な販促物のデザインと制作

デザインの基本原則

販促物のデザインの基本原則は、

  1. カラー理論
  2. フォント選び
  3. レイアウト

の3つです。

  • カラー理論
    ロゴに使う色を「メインカラー」、文章に使う色は「テキストカラー」とし、テキストカラーは黒ではなく、灰色や濃い茶色で統一すると、おしゃれなデザインに仕上がります。
  • フォント選び
    メインで使うフォントは、ロゴと同じフォントにします。ただし、ロゴで使うフォントが読みにくい場合は、同じフォントスタイルのフォントを利用します。
  • レイアウト
    「レイアウト」とは、文章や図版、写真などの要素を効果的に配置するデザイン手法や構成を指します。レイアウトは、特に印刷物やウェブページ、ポスター、プレゼンテーション資料など、視覚的に情報を伝える場面で重要です。

レイアウトをする際は、使用するフォントとカラーを統一し、十分な空白をつくるなど、わかりやすくレイアウトすることが重要です。なぜなら、こうすることで視覚的に整理されたデザインになり、多くの情報を理解するのに役立ち、見る人に好印象を与えるからです。

レイアウトの基本要素

レイアウトの基本要素は、

  1. グリッドシステム
  2. ホワイトスペース(余白)
  3. 視覚的ヒエラルキー
  4. 一貫したカラーパレット
  5. フォントの選択と組み合わせ
  6. 文字組み(タイポグラフィ)

の6つです。

講座では、グラフィックデザインツールのCanvaや、受講生の方々が制作した販促物を参考に、見やすいレイアウトの作り方をお伝えしました。

また、フォントを決める際には、読みやすいものを選ぶこと、適切なサイズとスタイルを組み合わせることの重要性を説明しました。

たとえば、見出し、本文、キャプションなどは、それぞれ異なるサイズのフォントを使って、視覚的な区別をつけることが大切です。

ロゴに読みづらいフォントを使っている場合は、同じフォントスタイルのなかで読みやすいフォントを利用します。たとえば、明朝体ならSource Han Serif、ゴシック体ならNoto Sandsを使います。

また、読みやすさを確保するために、適切な行間(リーディング)、文字間(カーニング)を調整します。文字組みが適切だと、テキストが一体となり、視覚的に整います。

販促物テンプレートの使い方


ハンドメイド物販スクールでは、40種類のテンプレートを用意しているので、自分でデザインする必要がなく、テンプレートに沿ってデザインできます。

講座では、テンプレートを使って「名刺・ショップカード」「お礼状」「レビューのお願い」の作成手順を次のようにお伝えしました。

名刺・ショップカードをつくる

  1. テンプレートを決定する(用意されている明朝体とゴシック体のいずれかを選びます)
  2. デザインする
  • 表面
    表面の中央にロゴを配置し、背景はブランドカラーで塗ります。塗りだけでは物足りないデザインになるので、テクスチャーを重ねます。
  • 裏面
    ネットショップのURLとメールアドレスを記載します。メールアドレスは、Gmailなどのフリーメールアドレス、もしくは、自身で取得したドメインアドレスのいずれかを記載します。また、訴求したいネットショップのInstagramなどのSNSのリンクを掲載します。リンクは、読み取りやすいよう、必ずQRコードに変換して配置します。

3. 印刷用データの準備

印刷データをダウンロードする際は、ファイルの種類やページ、カラープロファイル(RGBかCMYK)を選びます。この操作で目にする用語を解説しておきます。

  • トリムマーク
    印刷物を仕上がりサイズに裁断する際の目安として印刷されるマークを「トリムマーク」と言います。「トンボ」とも呼ばれています。トリムマークは印刷物の四隅に配置され、印刷が完了した後にその部分を断裁すると、最終的な仕上がりサイズになります。
  • RGB・CMYK
    RGBは、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の三原色を組み合わせて色を表現します。主に、パソコンやスマートフォンなどのデジタルディスプレイで使用されます。
    CMYKは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、ブラック(Black)の四原色を組み合わせて色を表現します。主に印刷物で使われます。

次に、印刷可能領域として、余白を3mm取ってデザインします。たとえば、仕上がりサイズが91×55㎜なら、裁ち落としエリア込みのサイズは94×58㎜にします。

4. 家庭用プリンタで印刷

作成した販促物をPDF形式でダウンロードします。それを、家庭用プリンタまたはコンビニで実寸サイズで印刷し、文字の大きさや読みやすさを確認します。

5. 印刷会社を選定し、用紙を選ぶ

ダウンロードしたデータをオンライン印刷会社に入稿するまでの作業は、次のとおりです。

  • 印刷会社を選ぶ
    講座では、無料印刷サンプル、ペーパーカタログ、用紙サンプルを請求できる印刷会社3社を紹介しました。
  • 用紙を選ぶ
    用紙は、「光沢あり」「光沢なし」の2種類あります。
    光沢あり:塗工が施された「コート紙」と、両面にパール加工された光沢感が印象的な「ペルーラスノーホワイト」があります。
    光沢なし:塗工をしていない化学パルプだけで製造した上質紙。
  • 紙の厚みを選ぶ
    用紙の厚さによって使われる媒体も異なります。販促物には、「少し厚」を選びます。紙を決めるときは、印刷会社から紙サンプルを取り寄せて、手触りや厚み等を確認しましょう。厚みは、110㎏以上のものを選んでください。
用紙の厚さ厚さ(1枚あたり)よく使われる媒体
厚手(135㎏)0.12mm商品パンフレット
少し厚(110㎏)0.1mm高級感あるフライヤー
標準(90㎏)0.08mm一般的なチラシ
薄手(73㎏)0.07mm
極薄(58㎏)0.05mm新聞折込チラシ
  • 色校正(いろこうせい)をする
    色校正とは、印刷物やデジタル画像などで使用される色の精度や再現性を確認し、調整するプロセスです。色校正では、主にデジタルモニターで調整した色味が、印刷物の色味に正確に再現できているかを確認します。

入稿

印刷会社の手順に沿って、入稿作業を行います。
納期が長い場合や一度に依頼する印刷枚数が多い場合、印刷料金は安くなります。納期が長いと印刷会社は生産スケジュールを調整でき、印刷枚数が多いと材料費や作業効率の面でコストを削減できるからです。

納品

印刷物は、指定住所に梱包された状態で発送されます。受け取ったら内容を確認し、不備があれば対応します。

お礼状をつくる

次にお礼状の作り方をお伝えします。

  1. 表面をデザインする
    表面の左端にロゴを配置し、イメージ画像や商品画像を背景に配置します。ロゴを引き立てるために、ロゴの下にグラデーションを配置します。

2. 裏面をデザインする
 裏面には、手書きメッセージ用のスペースを取ります。手書きのメッセージは、お客さまに喜んでもらえます。
 商品に同梱するお礼状には、必ず手書きのメッセージを添えましょう。

3. 保証書を付与する
 お礼状に保証書をつけると、販売価格が高くても購入してもらいやすくなります。
 経費を節約するために、保証書は別紙ではなく、お礼状1枚にまとめるのがおすすめです。
 ただし、保証サービスは、価格設定の講座でお伝えした「梅商品」の価格帯には適用されません。
 保証サービスの適用範囲は、次の項目に従って決定し、保証書に記載します。

保証期間:保証が適用される期間
対象範囲:保証の対象となる部分や故障
免責事項:保証の対象外となる条件や状況
手続き方法:保証を利用するための手続きや必要な書類、連絡先を
費用負担:保証に伴う費用(送料、修理費用など)の負担

●保証書の事例

保証期間:ご購入後3カ月以内
対象範囲:未使用品の取り替え
免責事項:使用後の取り替えは原則禁止
手続き方法:SNSからの問い合わせ
費用負担:無償交換・送料先払い(後ほど返金)

「レビューのお願い」をつくる

  1. レビュー投稿でプレゼントをお届けする
    レビューを書いてもらうためには特典が必要不可欠です。
    特典にする商品は、リピーターが見込める商品なら「Thankyouクーポン(次回使える100円OFFクーポン)」を発券します。リピーターが見込めない商品なら、商品原価がかからず、普通郵便で送れるサイズの商品をプレゼントします。

2. レビュー投稿から特典受け取りまでの手順
 ①商品を購入し、レビューを投稿する
 ②レビュー投稿後、InstagramをフォローしてDMを送ってお知らせする
 ③レビューとフォローが確認され次第、特典を発送する

3. 景品法とは?
 企業が提供する景品の価値が過大だと、消費者が誤った購買動機を持つ可能性があるため
 景品の金額や価値に制限を設けています。

 たとえば、一定金額以上の景品を提供する場合は、上限額が設定されています。

 総付景品は、取引価額が1,000円未満の場合、景品の価値は取引価額の10分の2(20%)まで。
 取引価額が1,000円以上の場合、景品の価値は最高200円まで。

まとめ


販促物はお客さま満足度を高め、ファンになってもらうためのツールです。この講座では、以下のステップで販促物の効果や制作方法について説明しました。

  1. 販促物を効果的にデザインする
  2. 販促物テンプレートで名刺・ショップカードをつくる
  3. 印刷する用紙と印刷会社を選ぶ
  4. お礼状の効果とお礼状をつくる
  5. 保証サービスの効果と保証の適用範囲
  6. 「レビューのお願い」をつくる
  7. 特典の効果と手順

デザインの理論を知れば、ブランドイメージに合う販促物をつくることができます。今回の記事を参考に、ご自身のブランドにぴったりの販促物を仕上げて活用し、お客さま満足度の向上につなげてください。

この講座を受けた方々からは、「改めてブランドイメージの統一する重要性を認識できました」「デザインの考え方がわかってすごく楽しい!」「テンプレがあるので、悩まずハイクオリティなものが仕上がりそう」「デザイン添削があるのがありがたいです」といった声が届いています。

以下、参加者の感想を一部ご紹介します。

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