夏の繁忙期!大人気百貨店ポップアップが3つ重なった時の笑えない話

今回は「夏の繁忙期に大人気の百貨店さんのポップアップが3つ重なった時の笑えない話」についてお話します。

わたしはバカンスを楽しめるようなアクセサリーを販売していて、夏に人気が高まる傾向にあります。ハンドメイド作家として駆け出しのころ、ちょうどブランドの認知度も上がってきたタイミングでありがたいことに百貨店からの出店依頼が増え始めました。

勢いに任せて受けた3つのポップアップ出店。一見チャンスのように思えますが、深く考えずにすべてを引き受けたことで、待っていたのは想像以上に過酷な1週間でした。

今回は、そんな夏の繁忙期に大手百貨店のポップアップが3つ重なったときの、今だからこそ語れる”笑えない体験談”をお届けします。このエピソードは、のちにネットショップ販売への転換を決意する大きなきっかけにもなりました。

当時の反省や気づき、そして同じような状況に陥らないためのヒントを、リアルにお話しします。これから出店を検討している方や、忙しさに翻弄されそうな方の参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。

チャンスに見えた「3店舗でのポップアップ」、実は大きな落とし穴だった

会社を立ち上げた2017年当時、商業施設では「空いたスペースがあれば、とりあえずポップアップをやってみよう」という風潮が強くありました。そんなタイミングで、ありがたいことに3つの百貨店さんから同時期にポップアップ出店のお声がけをいただいたんです。

一見「ブランドにとっての大チャンス!」と思われるかもしれませんが、実はそこに大きな落とし穴がありました。具体的に苦しめられたのは、以下の3点です。

  • 人員確保
  • 在庫管理
  • 販売手数料

当時のわたしはブランドを1人で運営していました。この3つの負担を同時にこなすのは本当に大変で、精神的にも体力的にも限界を感じる日々でした。

2017年7月、新宿本店・渋谷の東急東横店(現在は閉店)・そして再び新宿と、山手線沿線にある3つの会場でポップアップが同時開催されました。什器や在庫を抱え、毎日山手線に揺られながら各会場を行き来する日々は、まさに体力勝負。

什器とは商品のディスプレイに使う台のことで、3会場分となると必要な備品も一気に増え、準備と移動だけでも相当な負担でした。

わたしは「とにかく売上を上げたい」「チャンスは逃したくない」という思いから、いただいた出店オファーはすべて即答で受けていました。しかし結果として、リソースが分散し、どの会場にも十分に対応できず、反省ばかりが残る結果に。

この苦い経験を経て、わたしはネットショップへの移行を真剣に考えるようになりました。ネット販売なら人件費はかからず、在庫も必要最小限で済みます。さらに、販売手数料も比較的低く抑えられるんです。

今でこそわたしは「minne」「Creema」「BASE」などを活用したネット販売の方法を教える立場にいますが、当時はそんな選択肢に目もくれず、リアルな場での販売にこだわりすぎていました。

少人数で運営しているブランドにとって大きなハードルとなり得る「店舗出店」。この記事では、特に注意すべき3つのポイントを詳しく解説します。

1. 人員確保の壁に直面した現場運営

3つの百貨店で同時にポップアップを開催するうえで、最も頭を悩ませたのが「人件費」と「人員確保」でした。というのも、当時の百貨店ではそれぞれの売場に必要なスタッフの人数が細かく指定されており、たとえば東急東横店さんでは、土日や夕方5時以降のピークタイムには必ず3人態勢を取る必要がありました。

ところが、当時のうちの会社の社員は、創業者であるわたしと、わたしのパートナーの2人だけ。パートナーはこの繁忙期を機に勤めていた会社を辞めて合流してくれたものの、3店舗を同時に運営するには、どう考えても人手が足りません

そこでわたしは、まず信頼できる友人たちに声をかけて販売スタッフを探しました。派遣スタッフを依頼するという選択肢もありましたが、コストがかかるうえに、商品の魅力をきちんと伝えてくれるかどうかが不安だったため、可能な限り知人を頼ることにしました。

とはいえ、土日は比較的スムーズに人が見つかったものの、問題は平日。なかなか人手が確保できず、スケジュールの調整には本当に苦労しました。

また、百貨店によっては開店前に朝礼があるところもあり、朝は開店1時間前には現場に到着する必要がありました。閉店は夜8時ですが、片付けなども含めて現場を離れるのは夜9時頃。それを1週間、3店舗で同時にまわすという過酷なスケジュールだったのです。

この経験を通して、少人数で運営しているブランドにとって、店舗出店は「人員を確保すること」がとにかく大変であると痛感しました。

2. 売れて嬉しい、でも追いつかない……在庫づくりの負担

もうひとつの大きな壁が「在庫管理」でした。出店期間中はすべての時間を店頭に立つ業務に充てていたため、商品を作る時間がまったく取れず、帰宅してから夜通しで在庫を作る日々が続きました。

3店舗を同時に運営していると、売れ行きに差が出ることもあり、売れていない店舗から売れている店舗へ商品を移動させる対応も頻繁に必要でした。ありがたいことに、大手百貨店さんでの販売はよく売れます。売れた分だけ補充しなければならず、そのプレッシャーは想像以上でした。

夜通し在庫を作り、朝6時には身支度を整え、9時からはまた店頭に立つという毎日。寝不足で体力も限界のなか、それでも接客の場ではきちんとお客さまと向き合わなければいけません。特に「徹夜明けでフルメイクをして出勤する辛さ」は、今でも忘れられません。

そんな過酷なスケジュールを1週間続けた結果、売上はなんと330万円にものぼりました。特に渋谷・東急東横店さんでの販売が好調で、「うちのブランドは渋谷との相性がいい」と初めて実感したきっかけでもありました。

この成功体験をもとに、以降は渋谷エリアの百貨店を中心に出店するようになります。ただし、裏側では「安価でたくさんの商品をつくる」ことを繰り返さなければならず、在庫づくりの苦労は想像以上でした。

売れて嬉しい。でもそのたびに、身体はどんどんすり減っていく。そんな矛盾を抱えながらの1週間は、正直、地獄のような日々でした。

3. 売上があっても手元にお金が残らない……販売手数料と資金繰りの現実

ポップアップ出店で330万円という大きな売上を達成したにもかかわらず、わたしたちの手元に残った金額は、わずか数万円でした。その最大の理由が「販売手数料」です。百貨店での出店は、手数料として売上の約50%が引かれます。つまり、330万円売れても実際に入ってくるのは約175万円ほど。それだけで経営のバランスは大きく崩れてしまいます。

そこからさらに、販売スタッフへの人件費や在庫制作にかかる材料費など、必要経費が次々に引かれていきました。当時は友人に販売をお願いしていたため報酬も支払っており、7日間のポップアップ期間で延べ63時間分の人件費がかかりました。

加えて、当時のわたしのブランドの商品は利益率がわずか28%。どれだけ売れても、手元に残るお金はほとんどない状態で、「やればやるほど赤字」という、まさに自転車操業のような経営を続けていました。最終的に、手元に残ったお金は3〜4万円程度。本当に「これってお小遣いなの?」と思うほどでした。

この状況に追い打ちをかけたのが「入金の遅さ」です。百貨店や委託販売の場合、出店先にもよりますが、当時の売上金の振込は2か月後でした。7月に開催したポップアップの売上は、早くて9月に入金されるというスケジュールでした。

しかしその間にも、家賃・携帯代・材料費などの支払いは毎月訪れます。入金が先延ばしになることで、経営がどれだけ苦しくなるか……当時のわたしは身をもって痛感しました。

キャッシュフローの重要性に気づいたのもこのときです。売上があっても、現金が手元にない。結果、固定費の支払いにも困り、親に泣きついてお金を借りたり、電気代の支払いを後回しにして、暗い部屋で在庫制作をする日々もありました。このような状態が半年ほど続き、まさに「黒字倒産」の意味を理解した瞬間でもありました。

この経験を経て、わたしはようやく「ネットショップ」に活を視野に入れ始めます。ネット販売なら、手数料も比較的低く抑えられ、入金も早い。たとえばAmazonなら売上から2週間ほどで入金されるため、キャッシュフローが圧倒的に改善されました。そのスピード感に、最初は本当に感動したのです。

今、わたしは「利益率は最低でも60%を確保しましょう」と、ハンドメイド物販スクールの生徒さんたちに伝えています。とにかく「利益率」を意識し、さらに入金サイクルも踏まえて販売先を選ぶことが、持続可能なビジネスを築くうえで何よりも重要だからです。

当時のわたしは「ビッグネームの百貨店に呼ばれたから」という理由だけで、準備も整わないまま出店を引き受けてしまいました。その結果、身を削るような働き方をしていたにもかかわらず、満足な収益は得られず、大切な時間と体力を消耗してしまいました。

その後、わたしはネットショップを中心に活動し、1年後には楽天市場に出店しました。そして半年で月収100万円、最大で月商300万円近くを達成できるようになったのです。

まとめ

今回は「夏の繁忙期に大人気の百貨店さんのポップアップが3つ重なった時の笑えない話」についてお話しました。

この経験を通して、ようやく「自分に合う方法・合わない方法」がはっきりと見えてきました。無理をしてでも出店する。そんなやり方では続かないと気づいたのは、翌年以降、催事出店の数や規模を自分のペースに合わせて調整できるようになってからです。

今振り返って思うのは、まずはネットショップで安定した売上の土台をつくり、そのうえで「自分のブランドと相性の良い場所」に広告・宣伝の一環として出店していく。そんな段階的なアプローチが最善だったのでは、ということです。

当時のわたしは、SNSでの発信もしていなかったため、お客さまの集客もすべて百貨店任せ。今なら、自分の手でお客さまを呼び込むことの大切さ、つまりマーケティングの重要性がよく分かります。「出店する前にできることがたくさんあったな」と、反省の気持ちでいっぱいです。

これから事業を立ち上げる方や、規模を広げていきたいと考えている方には、まずはネットショップ販売からのスタートをおすすめします。ブランドの土台ができて、徐々に軌道に乗ってきた段階で、百貨店などの催事出店に挑戦していく。そしてその際には、SNSなどを活用して自らお客さまにアプローチし、集客につなげる工夫も欠かせません。

経験してみてわかったのは、売上だけを追うのではなく、自分に合ったやり方・無理のないやり方で進めていくことが、長く続けるために本当に大切だということです。

そのため、わたしはハンドメイド物販スクールで「無理なく、しっかり利益を出せる仕組みづくり」の重要性を伝えています。

これからハンドメイドで成功したいと考えている方には、わたしのような遠回りをせず、最短で自分らしい働き方や成果を手にしていただきたい。そう心から願っています。だからこそ、今回の失敗談が少しでも参考になれば嬉しいです。

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